BLOG

5/30 Sat

音楽を奏でるとは。。明日は大久保でトリオライブです☆

昨日は吉祥寺MEGでした。
お越し頂いた皆様、どうもありがとうございました。
二日続けて同じメンバーだったのでせっかくなのでまたコルトレーンの曲を沢山演奏しました。

今日は丸ノ内COTTON CLUBでベーシストのJOHN PATITTUCCIのTHE ELECTRIC GUITAR QUARTETを観て来ました。
メンバーも自分の気に入ってるADAM ROGERS(G) STETVE CARDENAS(G) BRIAN BLADE(DS)という豪華さ!
これは見逃せないと思い、行って来ました。
ステージの上手のすぐ近くの席だったのでBRIAN BLADEのプレイを間近に観れて良かったです。
彼を観るのはほぼ20年振り!格好良い年の取り方をしてました。
プレイも神の域でしたね。
ADAM ROGERSはあの正確なピッキングが素晴らしかったです。音色もアルバムで聞くより力強かったです。
最近個人的に良く聴いているSTETVE CARDENASはずーと楽しそうに複雑ながらメロディックなラインを弾いていました。
JOHN PATITTUCCIは相変わらず超絶プレイの連発!しかもエレキベースのみ!
曲もカッコ良かったしプレイも熱かったのでステージはあっという間でした。

それで今日改めて思ったのは、やっぱり本当の音楽ってこういう事なんだなという事です。
世界中の猛者が集って凌ぎを削っているNYの第一線で活躍しているプレーヤー達のオーラはやっぱり違います。
今日のこの一時間強のステージだけでも充分にNYの空気を思い出す事ができました。
あの空気感の中で演奏するってやっぱり特別だしより厳しいし大変な事です。
それはその環境で演奏するにはそれなりの人でないとダメだからです。
ただ楽器を上手に早く弾ける、複雑はスケール、ラインをすらすら弾ける人はNYにも世界中にも腐る程います。
でもだからといってNYの一流のステージに立って人々に感動を与えることはできません。
絶対に。

自分はJAZZはアメリカンミュージックだと思っています。
カントリーやブルースと一緒です。ボブ・ディュランもマドンナもブルース・スプリングスティーン、ジョン・ゾーンもね。
アメリカの歴史の中で生まれた育った音楽です。
いくらルーツが黒人音楽といってもその人達も含めアメリカの土地で生活して良いも悪いもその文化の中で行きてきたわけですから。。
生活の中に音楽があって当たり前にどんなジャンルの音楽も同じ様に聞いていたんです。
そのアメリカの生活を歴史を支えてきた音楽を自分はアメリカンミュージックと呼ぶようにしています。

今日のミュージシャン達も当たり前の様にそうだったハズです。
愛情があるんです、音楽に。自分も含め家族、友人そして国民が音楽を愛し救われて来たんです。
壮大ですよ。
そういった背景があって初めてミュージシャンは同じ様に音楽に育てられたリスナー達を感動させる事ができる気がします。
彼らには自分を育ててくれた音楽へのリスペクトがあると思います。
そういった音楽に対する姿勢が新しい音楽をクリエイトするミュージシャン達の根底にあるのだと思います。

だから本当に凄いミュージシャンは格好だけで客を引き寄せようとしない、格好つけない、すかさない、偉ぶらない、自分勝手を言わない、相手を見下さない、そして人をちゃんと大事にする。。
今日のミュージシャンには全て当てはまります。

そういったミュージシャンの出す音はやはり別格です。音楽を奏でるとはそこにオリジナルがなければならないと重います。
その人にしか出せない音や空気感。。。それが大事です。

などと長い文を書いてますが。。要は音楽をうわべだけでなく根底から理解しないといけないという事です。
明日は音楽を愛して止まない素晴らしいメンバーとトリオライブです。
是非お越し下さい!!!

5/31(日)■□◆◇ IWAO OCHI TRIO LIVE@Okubo BOOZY MUSE ◇◆□■

越智巌(g)、安東昇(b)、吉岡大輔(ds)
@大久保BOOZY MUSE
東京都新宿区北新宿1-8-20 B1F 03-3362-4766
open19:00 start19:40 MC:2500yen
http://www.boozy-muse.com/

This entry was posted in 日記 on May 30th, 2015.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>